見た目でいうと、「安いライターとたばこの箱を持ち、ブラをつけずに白いキャミソール・トップを着ている」女性。フェミニンで身ぎれいな「クリーンな女性」のタイプを拒絶し、家で充実した生活を営むよりも音楽イベントやパーティーに出掛ける方を楽しむ、反抗精神を忘れない女性。
固定概念や周囲の意見に左右されず、自分らしく生きる人のイメージが湧いてきます。
「パーフェクトでなくてもいい」「いろいろと辛いこともあっていい」「人生、楽しもうぜ」というメッセージが聞こえてくるようです・・・。
筆者のように年齢の高い層が実際に日常会話で使う場合、「悪さもするけど、憎めない奴」のようなこれまでのニュアンスで話してしまいそうですが、若者層がこの言葉を使ったら、「ああ、そういう意味なんだ」と分かることになったのですね・・・。
Word of the Year(今年の言葉) その年の価値観やムードを代表する言葉や表現で、英国では辞書出版社が年末に発表するものを指すことが多い。オックスフォード大学出版局が選択した2023年の言葉は独特の様式、魅力を指す「rizz」。ケンブリッジ辞書は「hallucinate」を選び、「AIが幻覚を起こし、間違った情報を生み出す」という意味を持つようになったと説明した。
編集部より:この記事は、在英ジャーナリスト小林恭子氏のブログ「英国メディア・ウオッチ」2025年1月19日の記事を転載しました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、「英国メディア・ウオッチ」をご覧ください。