真冬の遊漁船で1万円以上する幻の高級魚シロアマダイ、市場にほとんど出回らない希少魚クログチ、脂が乗り切った寒ブリが次々と上がっている。新年早々、1月5日に和歌山紀北のMCLに乗船した。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター夕日とぼうず)
シロアマダイ/クログチのリレー船
ショアジギンガーにとって冬はオフシーズン。それでも、こたつに籠っているより青物を釣りたい──釣る楽しさと、食べる喜びを味わえる寒ブリが目当てだ。
MCLへ乗船
今回は人気の遊漁船MCLに乗り込み、よく釣れているというエサ釣りに挑戦した。しかも、幻の高級魚シロアマダイや市場では手に入りにくいクログチも狙えるリレー便とあれば、行かない理由はない。
道中、フィッシングマックス泉大津店に立ち寄り、クログチ用の仕掛けとサバ・イカの切り身、アマダイ用の仕掛けとアオイソメ・ホタルイカ、さらにノマセ釣り用のアジ15匹を購入して準備万端。紀ノ川河口から6時30分に出船し、まずはクログチのポイントへ向かった。
まずはクログチをキャッチ!
専用の3本針仕掛けに、下針から順にサバ・サバ・イカをセットし、水深130mの海底までゆっくりと落とす。着底を確認したら、少し底を切ってステイ。反応がなければ、ゆっくり竿を上げて再び下ろし、誘いを繰り返す。
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開始5分後の7時45分、誘い上げから下ろすタイミングで竿先に重みを感じた。すぐに竿を立て、そのまま一定速度で130mを巻き上げる。
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腕が悲鳴を上げそうな長時間のファイトの末、姿を現したのはアベレージサイズのクログチだった。
青物狙いノマセ釣りへ転戦
幸先よくクログチを手にしたものの、この日は底潮が強すぎてアタリが少なめ。さらに僚船で寒ブリが上がったとの情報を受け、船長が早めに見切りをつけてブリポイントへ移動する判断をした。到着後の1流し目から、船内ではメジロや寒ブリサイズが次々とヒット。筆者もアタリは得るものの、なかなか魚を乗せられず時間が過ぎていく。
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