年の瀬の寒さが身にしみる12月21日。三重県四日市市の四日市港一文字防波堤にカサゴを求めて釣行した。
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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)
沖一文字で穴釣り
当日の潮汐は中潮。海はクリアで一部ボトムが見える。風は穏やかで絶好の釣り日和だ。渡船丸の午前便を利用し、6時半から釣行を始めた。
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四日市港一文字防波堤は、全長約1.4kmの巨大な沖堤防だ。東側を旧堤防、西側を新堤防と呼び、2カ所の下船場所がある。今回は最もテトラが多く設置されている新堤防を穴釣りで狙った。
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まずは堤防の上からテトラの隙間を狙って仕掛けを落とす。水深は最深部で8m。堤防の高さを合わせると13mのラインが必要だ。少しの風や波で感度が落ちてしまう。そこでブラクリの号数は6号以上あるとラインテンションを維持できるのでお勧めだ。
テトラ帯を探る
ボトムの形状を把握しながら深い穴を探す。すると仕掛けが海流にのまれてテトラの隙間に入り込んだ。ラインが擦れる鈍い感覚が手元に伝わる。根掛かりしないようゆっくりサオ先を持ち上げると、ブラクリがゴツゴツと岸壁を擦る。
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ようやく広い空間に出たので、アタリを待つためサオ先を止めた瞬間にヒット。強烈なファーストランでサオが海底に引き込まれる。先ほどの深場に潜られると回収は困難だ。リールの巻き上げと同時にサオを持ち上げてキャッチに成功した。
釣れたのは25cmのデカサゴ。7cmのサバの切り身を一撃でのみ込む口はもはや凶器。居着きの良型サイズを仕留めることができた。
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その後も釣果を重ねる。根掛かりのリスクは高いが、5mほどキャストして広範囲に探るとアタリは続く。15〜20cmを中心に楽しむことができた。