小杉啓太 写真:Getty Images

 スウェーデン1部ユールゴーデンIF所属のU20日本代表DF小杉啓太には、欧州5大リーグへステップアップ移籍する可能性が取りざたされている。そんななか、ユールゴーデン幹部が同選手の去就に言及。他クラブからの関心を認めたという。

 現在18歳の小杉は湘南ベルマーレの下部組織出身だが、同クラブのトップチームに昇格することなく、2024年3月にユールゴーデンIFへ移籍。海外挑戦当初は出場機会に恵まれなかったものの、8月4日のIFKヨーテボリ戦で後半アディショナルタイムにクロスから同点ゴールをアシストすると、9月以降はリーグ戦全試合でスタメン出場。左サイドバックでレギュラーに定着している。

 海外挑戦1年目ながらも周囲を納得させるだけのパフォーマンスを発揮しているだけに、早くも欧州で格上のクラブから熱視線が。スウェーデンのサッカー情報を専門に扱う『Djurgarden』は2024年12月27日に「スウェーデン1部リーグやUEFAヨーロッパカンファレンスリーグでの活躍をうけて、多くのクラブが小杉に関心を寄せている」とした上で、日本代表DF毎熊晟矢所属のオランダ1部AZアルクマール、FW上田綺世擁するフェイエノールトからの関心を報道。くわえて2023/24シーズンのブンデスリーガ王者であるバイエル・レバークーゼンが、移籍金600万ユーロ(約9億8800万円)のオファーを用意している可能性もあわせて伝えた。

 日本国内でも小杉のステップアップ移籍を期待する声が挙がっているが、スウェーデンメディア『fotbollskanalen』で1月18日に掲載されたインタビュー記事によると、ユールゴーデンのスポーツディレクターを務めるボー・アンデション氏は、「我々が望めば、彼を売却することはできただろう」などと、他クラブからの関心を認めたとのこと。