■人工の巨大建造物なのか?

 そうしたこともあり、カイラス山の頂上に登り詰めた登山者はまだ一人もいない。

 1926年、登山家のヒュー・ラットレッジは北側からの登頂を計画したが「まったく登ることができない」との結論に達し、その次に北東の尾根を登ることを検討したが結局登ることはなかった。

 1936年には、作家で登山家のヘルベルト・ティッヒーがカイラス山を登ったが、山頂までたどり着くことはできなかった。

 巡礼者によれば、完全に罪のない人だけがカイラスに登ることができるのだという言い伝えがあるという。

 こうした不思議に加えて、カイラス山の位置も注目に値する。カイラス山の真裏にはあのイースター島があり、ストーンヘンジと北極はカイラス山からちょうど6666キロ離れており、南極はその2倍の距離にあるというのだ。

 カイラス山を研究する者は皆、この山がピラミッド型であると理解しており、山の麓と真ん中に巨大な空洞があることを確信しているという。こうした理解によりカイラス山がなんと人工の建造物であることが示唆されてくるのである。しかし、誰がどのような目的でこのような巨大なピラミッド型構造物を建てたのかは謎だ。

 そしてカイラス山の最も興味深い謎は、それに隣接するいわゆるナンディ石棺(Nandi sarcophagus)と呼ばれている独特のフォルムの地形であり、最も神聖な場所の1つであるという。

最恐の未踏峰「カイラス山」の謎! 時の流れと人体に異変?空洞疑惑と人工説も!
(画像=「Anomalien.com」の記事より,『TOCANA』より 引用)

ロシアとインドの神殿との類似したこの特別なフォルムは、寺院に宇宙エネルギーを集中させるためのものであるともいわれ、この地下にはさらなる聖域があるとされている。

 チベットの神話によれば、カイラス山の近くにはヒンドゥー教における富の神「クベーラ」の宝物が眠っているというが、その正確な場所はまだわかっていない。

 さらにカイラス山は7種類の光で空を照らしていると言われ、NASAの科学者によるとその現象はこの地の磁力が関係していると示唆している。また、ある科学者によればカイラス山は地球の中心であるという指摘もあるようだ。

 さまざまな謎と噂が渦巻くカイラス山だが、残念ながら中国政府は登頂を許可していない。神秘的な人跡未踏の地であるカイラス山山頂が踏破されるのは、果たしていつになるのだろうか。

提供元・TOCANA

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