ヒルが肺に侵入した経緯と治療

 少年の家族は農村部に住んでおり、日常的に近くの川で遊ぶことが多かった。この川の水中でヒルの卵や幼虫が彼の気道に入り、湿潤な環境と血液を養分として成長したと考えられる。

 医師たちは、ヒルによる感染によって傷ついた肺を徹底的に洗浄し、血の塊を取り除く治療を行った。この迅速な処置により、シャオシャンの肺は無事に回復。医師たちは、「このまま放置されていれば、ヒルが気道を完全に塞ぎ、窒息死に至った可能性があった」と警告している。

 この事件は、自然環境で遊ぶ際に潜む思いがけないリスクを浮き彫りにした。湿地帯や淡水域では、飲み水や接触する生物への注意が必要である。特に幼い子どもがいる家庭では、こうした寄生虫のリスクについて知識を持つことが重要だろう。

 幸運にも医療スタッフの迅速な対応により、シャオシャンは完全に回復を果たした。家族は「適切な病院に連れて行けたことが救いだった」と感謝の意を表している。

 しかし、肺の中に生きたヒルがいるとは…。次に川で水遊びをする時には、ついつい呼吸を控えめにしてしまいそうだ。

提供元・TOCANA

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