かつて柏レイソル、横浜F・マリノス、サンフレッチェ広島でプレーしていたブラジル人FWジュニオール・サントスは2024年、MF本田圭佑の古巣ボタフォゴFRでブラジル1部リーグとコパ・リベルタドーレス(南米選手権)を制覇。欧州移籍の可能性が取りざたされたものの、同国1部アトレチコ・ミネイロへ完全移籍間近だという。
サントスの去就を巡っては、トルコメディア『61saat』が1月6日に「トラブゾンスポルがボタフォゴに対して獲得オファーを提示」とリポート。クラブ間交渉が順調に進んでいるほか、選手サイドも移籍を望んでいることから、近日中に合意に達する可能性があるとみられていた。
しかし、ブラジル人ジャーナリストのホルヘ・ニコラ氏が14日に伝えたところによると、同国1部アトレチコ・ミネイロが移籍金700万ドル(約11億円)のオファーを提示。するとブラジルメディア『ランセ』は17日に「アトレチコはサントスを獲得する。本人はすでにボタフォゴのチームメイトに別れを告げており、まもなくメディカルチェックを受ける」とリポート。ボタフォゴは移籍金として800万ドル(約12億6000万円)を求めていたが、最終的に700万ドルでアトレチコと合意に達したほか、同選手はアトレチコと4年契約を結ぶという。
現在30歳の同選手は、2019年7月に柏へ完全移籍。来日1年目は出場機会に恵まれなかったものの、2020シーズン途中に横浜FMへ期限付き移籍すると、J1リーグ戦22試合の出場で13ゴールと本領発揮。2021年から約1年半にわたり広島でプレーした後、ボタフォゴFRへ移籍している。
その後は2023年1月にフォルタレーザECへ移籍したものの、わずか2か月でボタフォゴへ復帰。2024シーズンはリーグ戦24試合の出場で4ゴール1アシストを挙げると、コパ・リベルタドーレスでは11試合の出場で10ゴールをマーク。2冠達成に大きく貢献した。