衣料品エリアは閑散、ゲーセンや小児科などは混雑

 スーパーマーケット、フードコートの次に訪れたのは、2階をメインに展開されている衣料品店だ。この階はフードコートと一転して閑散としており、混雑とはかけ離れた状態。衣料品店は冬のセールを行っているところが多く、セール告知の声出しをする店員の様子も見られたが、店舗ごとに客は多くても5人程度といったところ。

 とある衣料品店の店員に年末の様子を聞いてみたところ、「年末はもちろん普段よりはお客様が多くなりますが、そこまで混むわけではないですよ」とのこと。カオス状態の懸念があるイオンモールのなかでも、衣料品店などは年末でも比較的快適に買い物ができるのかもしれない。

 続いてキッズ向けの店舗やコーナーに足を運んだ。ファミリー客がメインなだけあり、こちらはやはり混雑している。例えば、3階のゲームセンターや玩具店などは、多くの子どもたちで溢れかえっており、ほかのフロアよりも圧倒的なにぎやかさであった。またイオンモール船橋には、小児科を備えた総合クリニックである「ドクターランド船橋」があり、中を覗いてみると多くの親子の姿が見られ、大変混雑していた。

 イオンモールの店内を巡って全体的に感じたのは、明確に買いたい物があるという客層はもちろんいるが、特に目的が決まっているわけではなく、家族でブラブラして楽しい時間を過ごすため、レジャー感覚で訪れているという客層も多そうだということ。

 年末になると仕事が休みに入り家族全員が揃う家庭が多いだろうから、さらなる混雑が予想される。とはいえ、少なくとも筆者が訪れた日は、喧嘩している家族や怒号が飛び交っているといった光景は一切なく、平穏な空間が広がっていたことには安心した。