大変残念ながら、参議院で予算が採決されなくても「自然成立」することが確定し、また参院自民党が強引に4日(月)からの質疑スタートを主導するなど、参院でも自民党ペースで審議が始まっています。

しかし参院では、政治倫理審査会においては野党議員の比率が3分の1以上を占めるなど、バーゲンニングパワー(交渉力)は衆院よりも上回るという実情もあります。

会計責任について担っていない。収支報告書は見たことない。派閥のお金を使ったこともない。誰がそれを決めているかも知らない。だから私たちに責任はない。

このような安倍派幹部の裏金議員たちが口を揃える無責任な発言に、納得することは到底できません。

ここからどれだけ自民党に裏金問題に対する責任を果たさせることができるか、知恵を絞って諦めずに巨大与党と対峙してまいります。

新年度予算案が衆院を通過した際の岸田首相 NHKより(編集部)

編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2024年3月2日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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