IN

  • 中村草太(明治大学より加入)
  • ジャーメイン良(ジュビロ磐田より完全移籍)

OUT

  • ドウグラス・ヴィエイラ(契約満了)
  • ピエロス・ソティリウ(アポエルへ完全移籍)
  • ゴンサロ・パシエンシア(契約解除)

前線の選手では、複数の外国籍選手がチームを離れることとなった。昨年11月に治療のためブラジルへ一時帰国することがクラブより発表されていたドウグラス・ヴィエイラが契約満了。さらに、昨季25試合に出場し8ゴールと活躍したピエロス・ソティリウが母国復帰となっている。また、昨夏加入した元ポルトガル代表のゴンサロ・パシエンシアも契約解除となっており、頼れる助っ人たちが不在となった。

しかし、必ずしも悲観的な要素ばかりではない。なぜなら昨季リーグ3位タイかつ日本人選手トップタイとなる19ゴールをマークしたジャーメイン良を獲得しているからだ。ジャーメインは2022シーズンにジュビロ磐田へ加入すると2023シーズンには9ゴールを挙げて磐田のJ1復帰に貢献。昨季は第2節の川崎フロンターレ戦で4ゴールを挙げるなど、シーズン序盤からゴールを量産し一気にJ屈指のストライカーとして覚醒した。そんなジャーメインの獲得によって、得点力で見ればむしろ向上も見込める。

選手層という意味では、長いシーズンで怪我などのリスクも考慮すると複数のタレントがチームを去ったのは痛い。とはいえ、代わりに昨季の成績から得点王候補とも言える選手を獲得できたのは大きく、チームとしてもさらなる得点力アップに成功したと言えようことから評価を「B」とした。