ふと見れば水面の落ち葉もわずかに流れ始めている。そろそろ時合い到来と言いたいところだが、潮が緩いこともあってイカの反応はいまひとつ。たまに水面近くまで追ってきても1匹か2匹で、群れと呼ぶのもどうかというレベルだ。
とはいえ貴重なチャンスタイム。誘って焦らしてフォールさせ、あの手この手でヒットに持ち込んでいく。活性の高いときはエギを奪い合うようにチェイスしてくるが、同じイカとは思えないくらい警戒心が強い。
エギの方が反応は良かった(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
最終釣果
時計を見れば午後6時半。潮はそれなりに効いてきたが、反比例するかのようにイカの反応は薄れていく。ここで1匹追加したが、それを最後にアタリは途絶えた。ただでさえ短い時合いが、潮位が低いことでさらに短くなった感じだ。
この日の釣果はエサで1匹とエギで4匹の計5匹。予想はしていたが、かなり厳しい日となった。
私だけなら腕の問題とも思えるが、名人の西本君も6匹と大苦戦。腕だけの問題でもなさそうだ。とはいえ、潮のいいときには数十匹という釣果が出ているのもまた事実。次はリベンジ釣行といきたいところだ。
2人の釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
伊勢湾奥のヒイカは、長い年なら1月中旬まで狙える。手軽に楽しめるマイクロエギング、防寒対策を万全にして出掛けてみてはいかがだろう。
今回は数が少なかったこともあり墨袋を除去してから持ち帰った。イカメタルなどでは一般的な方法だが、小型のフォーセップを使えばヒイカでも簡単に抜ける。調理の際の快適さはケタ違いなので、ぜひお試しあれ。
ヒイカの刺し身に舌鼓(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>