まだ2年生の白井。今後も高円宮杯プレミアリーグEASTをはじめ、夏のインターハイや来冬の選手権大会と大舞台での活躍に期待がかかる。
DF幸田爽良(流通経済大学付属柏高校)
2人目には今大会の千葉県予選が終わるまで流通経済大柏高校のBチームでプレーしていたDF幸田爽良(3年)を挙げる。センターバックやサイドバックとDFならどのポジションでもタスクをこなすことが出来るプレーヤーだ。
予選後の11月に行われたプレミアリーグEASTにおいて、インターハイ王者である昌平高校(埼玉県)との試合で初めてスタメンに抜擢された幸田は、1対1の強さを遺憾なく発揮。チームは強力なアタッカー陣を擁する昌平相手に見事完封勝利を収めた(3-0)。
途中出場ながら強靭な攻撃陣を前に対人の強さを見せつけ、守備職人としてチームに大きく貢献した幸田。流通経済大柏の躍進を語る上では欠かせないニューカマーとなった。
MF沖本陸(東海大学付属相模高校)
3人目は選手権初出場ながらチームをベスト4へと導いた東海大学相模高校(神奈川県)のMF沖本陸(3年)。特徴は何といっても細かいタッチで相手をいなすドリブルや足元の技術の高さだが、今回さらに評価を上げたのが、相手DFが嫌がる場所への飛び出しや味方へのパスを供給できる「視野の広さ」だ。
明秀学園日立高校(茨城県)との準々決勝では1点ビハインドの前半40分、相手DF2枚の間に潜り込み味方が供給したクロスを頭で叩き込んで同点ゴールを挙げると、さらに後半25分にはチャンスから絶妙なポジショニングで勝ち越しゴールをアシストするなどチームの逆転勝利に貢献する活躍をみせた。