企業に当てはめて考えると分かる

企業で考えると分かる。企業のお金の使い方は2種類ある。

○コストセンター コスト(費用)を管理するための部門やユニットで、製造部門、管理部門、研究開発部門、サポート部門などが該当。主な目的は、費用を最小限に抑え、効率的に資源を使うことです。収益を直接生み出さないため、業績評価は主にコストの管理や削減に基づいて行われます。

○プロフィットセンター 収益(利益)を管理するための部門やユニットです。営業部門、販売部門、製品部門などが。主な目的は、収益を最大化し、費用を管理して利益を生み出すことです。このため、業績評価は収益や利益の観点から行われます。

トヨタは徹底してコストをカットし、投資に使うことで莫大な利益を得るようになった。どの自動車メーカーも同じ。海外に工場を建てまくっている。

だからこそトヨタは

純利益5兆円を叩き出しているのです

国も企業と同じようにコストセンターとプロフィットセンターがある。

国の公共サービスを提供する部門(義務教育、医療、警察など)はコストセンターとして機能し、税収を管理する財務省や経済活動を促進する経済産業省などはプロフィットセンターになる。いままでの日本の政治家は与党も野党も投資にはまったく興味がなく、完全なコストセンターである社会保障に多額の国債を使ってきた。だから経済が伸びないのである。音喜多君と話していても「政治家は投資感覚がある人が皆無」と言っていた。ましてや二世議員などわかるわけもない。

具体的に国家のプロフィットセンター、つまり投資部門とは

教育レベルを上げる(明治維新の成功) 理系の大学研究費の増額(いまはまともに研究もできない) 新技術の開発(核融合など) IT化、キャッシュレス化 海外から集客できる国家事業(万博、五輪、ワールドカップなど) 必要なインフラ(リニア、羽田の大規模拡充)※使わない空港とか箱ものなどの不要なインフラはコストにしかならん