2023年、いろいろなパンドラの箱が開き、大騒ぎになり、構造的変革を意識せざるを得ない年になったのは何かの偶然でしょうか?ジャニーズ問題、日大問題、ビッグモーター問題、旧統一教問題、宝塚問題を経て今般の自民党派閥裏金問題と次々出てくる「問題発覚だらけ」の1年だったと思います。
特に自民党派閥裏金問題については報道で連日、新たなる疑惑者の名前が次々上がってきております。ただ、私はこの報道、何かおかしいと思っています。なぜ、安倍派だけなのだろうと。一部報道ではまるで岸田派などは清廉潔癖、まったく問題がないような感じすらあり、笑っているのは岸田首相ではないか、と暗に言わんとするものまで様々です。しかし、この裏金疑惑、安倍派だけのわけがないはずで、そのうち全く報道に上がってこないところが突然火を噴く可能性は私はあると思っています。
また土曜日のこのブログで「自民党、終わりの始まり」と銘打ちましたが大手メディアもここにきて全く同じタイトルを使い始め、「お主もようやく気がついたか」と思っている最中です。産経に立憲の枝野幸男氏が産経記者と焼き肉屋で酒を飲みながらのインタビュー記事があるのですが、実に印象的でした。枝野氏いわく、「昨年7月に安倍さんが亡くなって、局面が変わったと思ったんだよ」と。氏いわく、安倍氏の力で抑えられていた矛盾が一気に弾けてパンドラの箱が開いたと述べています。その抑えていたものは何か、と記者が突っ込むと「東京地検特捜部」や「異次元の金融緩和」だと述べています。