■ついに独居困難に…
しかし母親の認知症はどんどん悪化し、バスルームを水浸しにするといった事態も増えた。外出も拒否し誰にも会おうとしないため、女性もヒヤヒヤしっぱなしだ。
だが遠く離れた場所で暮らしており仕事もしているため、様子を見に行けるのは週に2度。女性の弟（53）も時々会いに行ってはいるが、最近では弟を見ても誰なのか分からなくなっている。
弟は「母さんをなるべく早く老人ホームに入れよう」と提案しており、女性もそれが一番だと分かってはいるが、なかなか決心できないままだ。
■「悩まずホームへ」という助言
母親のことを考えれば、ケアしてくれる人たちがいる老人ホームに入居させるのが、一番良いことだと分かってはいる。しかし罪悪感で決定を先延ばしにしている女性が、イギリスのメディア『The Sun』の悩み相談コーナーに投稿して助言を求めた。
すると回答者は「罪悪感を抱くのは当然のこと」と理解しつつ、「まずはお母さん、そして弟さんと一緒にいくつか施設を見に行きましょう」「素晴らしい場所が見つかればあなたも安心するはず」と女性を励ました。
女性も、親にとって何が一番なのか十分に考えることができる年齢になっている。「ここなら大丈夫」と言える場所に入居させることで、母親も安心して暮らすことができるようになるはずだ。
（文／Sirabee 編集部・マローン 小原）
提供元・Sirabee
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