科学が示す長い歴史と生存の可能性

 フローレス島はインドネシアで10番目に大きな島で、コモドドラゴンやジャイアントラットといった特異な生物が生息している。島の奥地は山岳地帯が多く、人の手がほとんど及んでいない。フォース教授は2005年から2018年にかけて8回のフィールドワークを行い、「我々は今もホモ属の他の一員と地球を共有している可能性がある」と述べた。

 また、2016年には約70万年前の小型の人類種の歯と骨が発見され、ホモ・フローレシエンシスの祖先にあたる可能性が指摘されている。この発見は、猿人がフローレス島で最大100万年間生存してきた可能性を示唆している。

秘境の島に“小さな猿人”が今も生存している可能性!現地住民や観光客も目撃した「ライ・ホア」とは
(画像=ホモ・フローレシエンシスの顔の復元 By Cicero Moraes et alii ,『TOCANA』より 引用)