マスク氏は既存の政治体制や規制に対する批判を繰り返してきた。例えば、テスラの工場建設に関する認可の遅れや、気候政策、エネルギー政策への不満を表明してきた。一方、極右政党は「現状打破」や「既存のエリートに対する挑戦」を掲げており、マスク氏の自由主義的で規制を嫌う姿勢と一致する部分がある。マスク氏はまた、極右政党が掲げる移民制限や反グリーン政策に共感している。なお、CDUのメルツ党首が指摘していたが、「AfDはテスラのドイツ工場建設に最も激しく反対していた」という事実については、両者の対談の中ではテーマとならなかった。
編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2025年1月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。