9試合未勝利かつ4試合ノーゴールと苦しむ中、第23節でいわきFC戦に臨んだ大分トリニータ。ゲーム序盤から積極的に得点に狙う姿勢を見せたがゴールを割ることができず、後半に入ってからは反対にいわきの攻撃を受ける時間も増えあわや失点という場面も多くあった。
だが、ゲーム最終盤耐え続けた大分にチャンスが巡ってくる。途中出場のMF保田堅心が中央で起点となりボールを右に展開。そこからのクロスをFW鮎川峻が折り返し最後はFWキム・ヒョンウが押し込み先制に成功。土壇場で相手守備陣を翻弄するような見事な崩しを披露して、実に10試合ぶりとなる勝利を掴み取った。
第25節:横浜FCvsジェフユナイテッド千葉(2-1)
終了間際の連続ゴール
10試合無敗と好調を維持したままシーズン後半戦も走り続ける横浜FCは、第25節でジェフユナイテッド千葉との上位対決に臨んだ。今季最初の対戦では0-1と接戦の末敗れた相手に対し調子の良さを見せつけたいところだったが、前半終了間際に先制を許してしまう。
巻き返しを図りたい横浜だったが、後半も千葉の守備陣が高い集中力を見せてなかなかゴールを割ることができない。しかし、後半アディショナルタイムにゲームが動く。途中出場のFW村田透馬が隙間を通すようなミドルシュートで同点とすると、直後にはFW伊藤翔が冷静にゴールへ流し込むシュートで逆転ゴールをマーク。終了間際の連続得点で無敗継続に成功した。
第26節:大分トリニータvsロアッソ熊本(2-1)
今季前半戦と同様の終盤決着
シーズン終盤に入ろうかという時期に来ても調子が上向かず下位に苦しむ大分トリニータは、第26節で同じく低迷するロアッソ熊本をホームに迎えた。今季第12節で対戦した際には、大分がゲーム終盤のゴールで勝利したこのカード。順位も近いこともあり大いに注目の九州ダービーとなった。