長年チームを率いた黒田剛監督(現町田ゼルビア監督)指導の下、代名詞とも言えるロングスローを武器に優勝を手にした青森山田は、その後の第102回大会も制しており、まさに近年の高校サッカー界を牽引する立場を確立したと言える。

松木のその後の活躍は言うまでもない。共に全国制覇を果たしたDF丸山とFW名須川も現在はそれぞれの大学でプレーしているが、いずれプロサッカー選手として名を馳せる日が来るかも知れない。


今回紹介した試合の他にも、国見高校(長崎県)や市立船橋高校(千葉県)、前橋育英高校(群馬県)など印象に残る試合は数多くある。果たして第103回大会でナンバーワンの座を掴むのはどのチームなのか。1月11日の準決勝、13日の決勝に注目したい。