■「今から50年前の日本」と言えば…

『ハッピーターン』が誕生したのは、今から約半世紀前の1976年(昭和51年)のこと。

50年前のハッピーターン、意外すぎる誕生背景に驚き… 5割弱が「知らなかった」と判明
(画像=『Sirabee』より引用)

特徴的な名前の由来について、亀田製菓のマーケティング戦略部・『ハッピーターン』担当者は「開発当時の日本は第一次オイルショックの影響により、不景気で暗い時代でした。そこで、当時の開発者たちは『幸せ(ハッピー)がお客様に戻って来る(ターン)』ように、と願いを込めて『ハッピーターン』と名付けました」と、説明している。

『ハッピーターン』最大の特徴と言えば、「魔法の粉」と呼ばれることもある「ハッピーパウダー」。令和の現代でも衰えることのない魅力的な存在だが、発売当初は正に「革命的」な存在だったという。

担当者は「当時、おせんべいと言えば『堅焼きでしょっぱいもの』を中心としてお客様に親しまれていましたが、『ハッピーターン』は従来のイメージとは違う、『洋風の甘いお菓子のような味のおせんべい』をコンセプトに開発されました」と、振り返る。

そして「洋風のイメージを出すため、従来のおせんべいにはなかった『粉』を使用した味付けを行ない、甘じょっぱい味わいのハッピーパウダーが誕生しました」と、語ってくれたのだ。

見方によっては、時代を先取り「し過ぎていた」ようにも感じられるが、世間の反応はと言うと…。