2人目は横浜F・マリノスで契約満了となったDFエドゥアルド(31)。ブラジルのメトロポリターノでプロとしてのキャリアをスタートさせると、オーストリアのルステナウ07、SCアウストリア・ルステナウへの期限付き移籍を経て、当時J2のガイナーレ鳥取に完全移籍。その後も栃木SC、柏レイソル、川崎フロンターレ、松本山雅、サガン鳥栖と日本国内クラブを渡り歩き、2022シーズンから横浜FMでプレーしていた。

エドゥアルドの特徴は何といっても184センチ84キロの恵まれた体格を活かしたヘディングや対人の強さ。さらに足元の技術にも優れており、横浜FMの特徴である最終ラインからの組み立てに大きく貢献した。2024シーズンも横浜FMで28試合に出場し2ゴールを挙げるなど中心選手として活躍。これだけの実績を持つエドゥアルドは水面下で争奪戦が繰り広げられていると予想されるが、現時点では去就についてまだ発表されていない。今後のリリースに注目が集まる。


小池裕太 写真:Getty Images

DF小池裕太

3人目は、こちらも横浜F・マリノスと契約満了となったDF小池裕太(28)。流通経済大学4年次の2018年夏に休学して臨んだベルギー1部のシント=トロイデンVVでは出場機会を得られず、半年後に鹿島アントラーズへと期限付きで移籍。2019シーズンは14試合に出場し1ゴール4アシストの活躍を見せる。その後、セレッソ大阪を経て2022シーズンから横浜FMへ移籍。しかし、2023シーズンには右膝前十字靭帯断裂の大怪我を負うなど、在籍した3年間で出場試合数はわずか12試合に留まっている。

主に左サイドバックを主戦場とする小池は、インターセプトや左足のキック精度を生かしたクロス技術の高さはJリーグで1、2を争うほど。怪我さえなければJ1リーグでもまだまだ活躍できるポテンシャルはあるだろう。

トーマス・デン 写真:Getty Images

DFトーマス・デン