料理の量をめぐる店とお客のトラブル
料理の量をめぐって、店側とお客側が揉めるということは、トラブルの原因としては、多いものなのか。
「料理の量に起因するトラブルは少ないです。お客さんが想定していた量や、メニュー表の写真やサンプルで提示された量よりも少ないケースが考えられます。料理を提供された際に『えっ、これだけ?』と感じることはたまにありますが、そのお客さんはリピート客にならず、店の評判も悪くなるので、長い目で見るとお店にとってもいいことではありません。店は絶えずコストや売値から『どれくらいが適量か』を考えているので、お客さんが想定するボリュームと大きな乖離が生じるということは発生しにくいでしょう。想定より量が多い場合は『逆写真詐欺』などとお客さんが喜んだり、『残してしまって、ごめんなさい』と言うだけなので、トラブルにはなりにくいです。ただし、お客さん側が自尊心を傷つけられたと感じたり、店員の態度が気に食わなかったといったような心情的要素が入ってきたり、食べ残し禁止ルールや罰金がある店舗の場合は、規定以上の量の提供はトラブルになる可能性が出てきます」