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気球に関していろいろ質問をいただきますが、ちょっと驚いたものをご紹介。

気球に関していろいろ質問をいただきますが、ちょっと驚いたものをご紹介。

カッパドキア気球フライト徹底ガイド!「後編」安全性と驚きのQ&A
(画像=<冬のフライト。20人乗りの大きめサイズの気球。>,『たびこふれ』より 引用)

質問1「窓側の席をお願いできますか?」

回答「全て、窓側です」

人生初の気球フライト、きっと知らないのだろうけど、気球は飛行機のように座席はありません。カゴの中に立ってのります。 (世界には座席つきの気球は存在しますが、カッパドキアにはありません)

カゴの高さは約1m、一般的な成人ならば、立った状態で胸から上が出る高さです。カゴの内部はコンパートメントと呼ばれ、仕切りで区切られています。1つのコンパートメントの乗車人数は、機体のサイズで変わります。

乗客の皆さんが全ての方角をご覧いただけるよう、パイロットは気球のエンベロープにある窓を開閉し、空気を取り込み、気球を回転してくれますから、どのコンパートメントに搭乗しても、景色を楽しんでいただけますからご安心下さい。

質問2「体重100kgを超えますが乗れますか?」

回答「乗れます」

日本からの関取にもご搭乗いただき、フライトを楽しんでいただきましたよ。気球は総重量で考えますから、大丈夫です。

体重の重い方のいるコンパートメントには小柄な方に乗っていただくなどの調整をしています。大切なのは左右のバランスです。片側だけが重い場合は、傾いてしまい安全な着陸ができません。

また、重いよりも軽いほうが問題でして、エンベロープの大きさに対してカゴの中の総重量が軽い場合は、機体のサイズを変更する、または砂袋を乗せて総重量を調節します。

現在、「カッパドキアの気球会社では100kgを超える場合は、追加料金をいただきます」との規定はありますが、今まで請求されたことは一度もありません。

でも、安全のためにも体重100kgを超える場合は、事前にお知らせいただけるとありがたいです。全ては安全で楽しいフライトのためです。

質問3「気球にトイレはありますか?」

回答「ありません」

気球内にトイレはありませんので、搭乗前に済ませておきましょう。トイレにいけるタイミングを含め、気球フライト当日の流れをご案内します。

日の出:6時半の頃のギョレメ上空フライトのスケジュール例 

■早朝5時

ホテルを出発し、気球会社のオフィスに向かいます。オフィスで搭乗手続きを行い、フライトの催行決定まで待機します。

※ここが最後のトイレポイントです。

■6時すぎ

オフィスからテイクオフエリアのフィールドに移動します。ここでは、気球の立ち上げを見ながら待機します。

搭乗開始の指示がでましたら、カゴに乗り込みます。カゴの高さは約1m、足掛けの穴を使って気球のカゴに乗ります。天候が良ければ、テイクオフは日の出の15分前から始まります。

スタンダードフライトで約1時間、どこに到着するかは風のみぞ知るです。到着後は、無事に到着したお祝いをし、ホテルまでお送りします。

■午前9時ころ

ホテル到着。

これはあくまで天候が良い日の一例です。風がある日など、フライト催行の決定に時間がかかる場合は、オフィスやフィールドでの待機時間も長くなります。

また、気球は日の出に合わせて出発します。つまり、夏至の頃のホテル出発はさらに早くなり、冬至の頃はホテル出発も遅くなります。

現在ではギョレメ上空のフライトのほか、ウフララ渓谷やソアンル渓谷、チャトでのフライトもありますが、ギョレメからの距離が遠いためホテル出発は、1時間程度早めになります。

まとめ

カッパドキア気球フライト徹底ガイド!「後編」安全性と驚きのQ&A
(画像=<到着したら、のどかなフィールドでした。>,『たびこふれ』より 引用)

世界各国の気球パイロットが言っています。「カッパドキアほど気球に適した場所はない」と。奇岩や渓谷に囲まれた地形は、無風の状態をつくり出してくれます。また、世界遺産として保護されているため、気球のテイクオフやランディングに必要な広大な平地が広がる場所でもあります。

事故の可能性は無くはないです。でも、カッパドキアは安全なフライトのために、日々改善を行っています。そして、搭乗者も安全のために気球のことをしっかり学ぶことが大切だと思います。

人生で一度は体験すべき「カッパドキアの気球フライト」

分からないことは、いつでもお気軽にご質問下さい。夢の国はいつでもここにあります。カッパドキアでお待ちしています!

文・写真・CAPPADOCIA TRIP/提供元・たびこふれ

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