■植え込まれた偽の記憶なのか?
1957年にエイリアンに誘拐されたと主張する当時23歳のブラジルの農民(後に弁護士)、アントニオ・ヴィリャス=ボアスのケースもまた洗脳実験だった可能性があるという。
1957年10月15日から16日にかけての深夜、農作業中にヴィリャス=ボアスは、突如UFOが空からやってきて農場に着陸したのを目撃して驚く。
UFOから出てきた4体のエイリアンに彼は捕えられ、UFO内部に連れ込まれたのだ。そしてUFO内部できわめて魅力的な女性のエイリアンと性交渉を持ったことが本人の口から語られている。
しかし、彼の話を慎重に検証すると、ヴィリャス=ボアスが連れ込まれたのはUFOではなく軍用ヘリコプターである可能性が浮上してくるという。何らかの手段で精神を混乱させられたヴィリャス=ボアスが、実際には軍のヘリコプターの中でエロティックな幻覚を見たのかもしれない。
さらには、“イギリス版ロズウェル事件”とも称される「レンデルシャムの森事件」にも疑惑の目が向けられている。
1980年12月27日、英サフォーク州にある英空軍のウッドブリッジ基地に駐留していた米軍人が、レンデルシャムの森の中に降下していく光を目撃した。
調査を命じられたラリー・ウォーレン軍曹率いる小隊は、森の中で木々の間を移動しているように見える輝く金属の物体に遭遇した。
ここからウォーレン軍曹の記憶は曖昧になるのだが、UFOに搭乗していたであろうエイリアンに遭遇したことが彼の口から語られている。
しかし、作家で超常現象研究家のニック・レッドファーン氏は、この史上最も有名なUFO事件の1つが、実際にはホログラム技術とマインドコントロールプログラムを駆使した一連の極秘実験であったことを指摘している。
これらのエイリアン・アブダクション事件と第三種接遭遇事件の背後にあるものは至極明解であるという。そこには、新たな人心操作技術と洗脳技術のテストがあったというのだ。
エイリアン・アブダクション現象の名を騙り、実は人心操作と偽の記憶(ファルスメモリー)を植え付ける技術の実験が着々と行われているというのである。
この指摘はUFOファンの夢を打ち砕くことになるかもしれないが、実際にエイリアン・アブダクション現象を説明できるのは洗脳実験説であり、より辻褄が合うということである。数多くの反論の声が上がることはおそらく間違いない「エイリアン・アブダクション=洗脳実験」説だが、無下に排除することもまた偏見に繋がる。今後さらに事実ベースの議論と検証が必要になってくるのだろう。
参考:「Mysterious Universe」、ほか
提供元・TOCANA
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