さて2024年。濃密でした。特に土地取得から開業まで4年かかったグループホームの開発と運営開始は感慨ひとしおでした。運営開始から8か月たち、初めの数か月は試行錯誤、失敗の繰り返しながらも事業の安定化のため、改善点を一つずつ潰していったという感じでしょうか?だいぶ良い事業になったと思います。マリーナ事業では海上浮上型事務所の建築が進み、8割方完成しました。もう少しです。

既存事業を総点検しながら長年、手が回らなかったことへのフォローアップをしたのも今年の特徴です。私はハンズオン型のビジネスの進め方をします。社長だから人を使えばよいじゃないか、という方もいるのですが、私は大企業の巨大な組織運営を目論んでいるのではありません。それこそ、掃除をしてくださる方がなかなかできないところを私がやるとか、人手が足りなければ自分でラインの仕事をカバーすることもあります。「俺についてこい」ではなく、「どうぞご一緒に」というスタイルです。特に若い方は指示命令されることを得手としていません。見本を見せ、かつ一緒に作業することでチームワークの和を作るのだと思います。

社外活動に精を出したのも今年の特徴です。NPOの会長は24年1月に降りたので私はコミュニティでは一応、無任所になりました。これは意図的にそうさせて頂いたのです。一つはポジションの世代替わりを推進しなくてはいけないこと、もう一つは無任所故に動きやすいということです。例えば秋に多国籍コミュティイベントがあり、私が日本チームのリーダーを務めましたが、これなども私のコミットメントが少なかったからゆえにできたことだと思っています。

人付き合いについてはなるべく新しい方とお会いするようにしてきました。またトランプ氏に似ていると言われるかもしれませんが、基本的に人と接点を持つときは出来るだけ一対一かごく少人数にさせて頂いています。多人数だと話がぶれるし、表層の会話のみで双方の人間の深みの発見発掘がしにくいのです。いわゆる飲み会にはほぼ参加しませんでした。