この発見は加熱と冷却をセットに考えていた私たちの常識を揺るがすものであり「加熱とはなにか?」「冷却とはなにか?」を新たに問い直すものとなるでしょう。
研究者たちも新たな発見について「熱力学のもう一つの法則とみなせるほどだ」と述べています。
加熱の反対は冷却ではないと判明!
第6位:時間は「量子もつれ」の副産物に過ぎないとする研究結果が発表
時間は真なのか、それとも偽なのか?
イタリアのフィレンツェ大学(UNIFI)で行われた研究により、時間を否定するもう1つのシュレーディンガー方程式が発見され、時間は「量子もつれ」現象がうみだす副産物のような存在であることが示されました。
研究者たちは「私たちが時間の経過を知覚するということは、物理世界に何らかの「もつれ」が織り込まれていることかもしれません」と述べています。
私たちにとって当たり前の存在である「時間」。
新たな発見は既存の時間の概念を大きく揺るがすものになるでしょう。
時間は「量子もつれ」の副産物に過ぎないとする研究結果が発表
第5位:一方向に移動するときだけ質量を持つ粒子を発見!
その方向に何があるのでしょうか?
アメリカのコロンビア大学(CU)などの研究チームが、実験の末に「一方向に移動しているときだけ有効質量を持つ」という、これまでにない奇妙な粒子を発見しました。
研究者たちは「たとえば北へまっすぐ進んでいる間は“質量ゼロ”なのに、東や西へ90度曲がった途端に“質量”が発生するような状態」と、その異様さを表現しています。
この不思議な性質は、16年前に理論的に予測されていた「セミディラックフェルミオン」と呼ばれる準粒子と一致するもので、今回はそれが初めて実際の固体材料で確認されたのです。