前席のデザインは、各部が水平・直線基調となっているため、車両感覚やクルマの動きが把握しやすくなっています。その結果、運転の疲れやストレスが低減します。
インストルメントパネルと、ダッシュボードとフロントウインドウのあわせ面、そしてフロントフードの見え方がすべて水平基調になっています。そのため、車幅がわかりやすく、左右への車体の傾きも分かりやすくなっています。
クルマ
2024/12/29
ホンダ「アコード」の内装(インテリア)の使い勝手をプロが徹底解説 運転席や後部座席の特徴は?
運転席からの視界は、すっきりとしています。ワイパーが低い位置にあり、フロントウインドウの四隅もスクエアな仕上がりとなり、視覚的なノイズが少なく、水平垂直がわかりやすい視界となっています。
センターアームレストは前後に長く、運転席に座った時、自然と左の肘を置くことができます。ドア側にも、肘をおけるロングアームレストがあり、伸びやかな印象をさらに強めます。
「アコード」の助手席
インストルメントパネルは、伸びやかさと広々感を演出する水平基調。グローブボックスは薄型となっており、足元空間が広いだけでなく、視覚的な爽快感も生み出します。
そのインパネの水平基調は、そのままドアに続いており、乗員を包み込むような安心感を生み出しています。
インテリアの各部品の素材は、ソフトパットやメタルなど、複数のモノが使われていますが、基本的に黒でカラーを統一。フォーマルな印象を生み出しています。
前席シートには、ボディスタビライジングシートが採用されています。これは、骨盤から腰椎までを樹脂製マットで支える、いわゆる面支持構造のシートです。この構造により、安定感を高めます。実際に、走行中に発生する前後左右Gに対して、乗員のでん部をしっかりとホールドして、姿勢変化を抑えてくれます。座面のクッションは、先代よりも肉厚で柔らかいものとなっています。
「アコード」の後部座席
後席は、3人乗車にむけて、多面体構造となっています。これにより、乗員一人一人をしっかりと包み込まれるような座り心地が実現しています。また、シートバックのサイドサポートの上部に、ぜいたくな厚みを与えることで、安心感、品質感、格などを高めることができています。
シートに使われるのは高触感レザー。従来のタフネスレザー技術に加え、柔らかさと滑らかさを高める新たな技術が採用されています。
後席のシートバックは一体可倒式で、シートバックを倒すと、トランクスルーとなります。
「アコード」の荷室
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