2024年3月にホンダから、最新の11代目「アコード」が発売となりました。この新しい「アコード」の内装(インテリア)の内容と、その使い勝手をプロが徹底解説します。文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

「アコード」の内装
アコード+人

北米市場でのホンダの主力車種のひとつとなるのがミッドサイズ・セダンの「アコード」です。11代目となる最新モデルのコンセプトは「相棒アコードとより高みへ~Driven by My ACCORD」というもの。その上で、「格・艶」「進化」「整・冴」の3つをキーワードに開発されたとホンダは説明します。

デザイン・コンセプトは「CREATIVE BLACK TIE(クリエイティブ・ブラック・タイ)」というもの。ブラック・タイとはドレスコードにおける最もフォーマルな礼装を意味します。そうした正装の基本に則りながらも、クリエイティブに個性を主張するようなデザインがテーマになっています。

インテリア・デザインに関しては、「意のまま」を感じさせること、「洗練されたデザイン」の2つが追及されたと言います。その結果、以下の3つが特徴となります。

コンフォートで爽快なデザイン
ボタン

インテリアの各要素は整理され、視界がよく、運転しやすいデザインとなっています。クルマに乗る人の、気持ちを整える、爽快な空間を目指しています。

充実した先進のコネクティビティ
モニター

「Honda Total Care プレミア」をはじめ、多彩なGoogleアプリが用意されています。インテリジェンス溢れる機能により、安心・安全・快適・便利なサービスを利用することができます。

「CREATIVE BLACK TIE」を体現する新しい演出
ドア

落ち着いた雰囲気の中に、高揚感と遊び心が込められています。フォーマルでありながらも、これまでとは違う、新しいブラック・タイを体現しています。

その具体的な機能が、LEDアンビエントライトです。インパネライン、ドアライン、フットアンビエントなどを連動させ、カラフルなLEDアンビエントライトを楽しむことができます。

また、プリセットされたエアコンの選択をはじめ、エアコン/オーディオ/照明の操作を一括で行える、新たなエクスペリエンスセレクションダイヤルも特徴のひとつとなります。

「アコード」の運転席
インテリア2