mixi2の今後
一方、mixi2の収益化についてはどうか。
「今のところ、どのようにマネタイズするのかは明らかになっていませんが、考えられるのは、ユーザーが増えてきたら他のSNS同様に広告を付けることです。バナー広告やアドネット広告を付ける可能性があります。企業や広告代理店としても、利用者が多く集まるところには広告を出したいと考えるはずですので、当然、広告は集まるでしょう。ただ、SNSの広告は近年、ターゲットを絞ったターゲティング広告が主流になっており、ユーザーの属性や興味に合わせた広告が流れますが、そのような広告に嫌気がさしている人も多いので、広告の出し方によっては、ユーザーが定着せずに離れることも考えられます。サービス開始からわずか1週間で100万人が登録したともいわれていますが、ユーザーが完全に定着する前に広告を出し始めれば、すぐに廃れるリスクもあるといえるでしょう」
コロナ禍に流行した音声特化型SNS「Clubhouse」も、当初は完全招待制という希少性が受け、人と人のつながりができると話題になった。現在でも一定の評価は受けているが、若い世代ではほとんど利用されていない。Clubhouseを利用していたユーザー層と、mixi2に登録しているユーザー層が極めて近いという分析もある。とりあえず新しいSNSを始めてみたユーザーが定着し、さらに、あまりSNSに積極的ではない層を取り込むことができれば、mixi2はFacebookやXなどの既存のSNSからユーザーを奪取できるのかもしれない。
(文=Business Journal編集部)
提供元・Business Journal
【関連記事】
・初心者が投資を始めるなら、何がおすすめ?
・地元住民も疑問…西八王子、本当に住みやすい街1位の謎 家賃も葛飾区と同程度
・有名百貨店・デパートどこの株主優待がおすすめ?
・現役東大生に聞いた「受験直前の過ごし方」…勉強法、体調管理、メンタル管理
・積立NISAで月1万円を投資した場合の利益はいくらになる?