前出のドウグラス・ルイスと同様に、出場時間の減少や怪我の影響でバイエルンでのスタートは順調とはいえず、チームへ貢献するのに苦戦しているように映る。ルイスが26歳なのに対し、パリーニャは29歳であり、クラブが忍耐強く待てる時間はより少ないと予想されている。
カルロス・ソレール(ウェストハム・ユナイテッド)
ウェストハム・ユナイテッドは、夏の移籍市場で積極的な補強を行い「勝者」と評価されたが、その全ての契約が良い結果に繋がった訳ではなさそうだ。MFジェームズ・ウォード=プラウズ(ノッティンガム・フォレスト)がチームを去り、代わりにPSGからローン移籍でMFカルロス・ソレールが加入した際には期待が高まった。しかし、これまでのところ目立った活躍ができていない。
最近ようやく連続して試合に出場する機会を得たことで勢いを取り戻しつつあるソレール。しかし、フレン・ロペテギ監督の下で苦戦を続けるウェストハムにあって、その才能を存分に発揮するのが難しい状況なのかもしれない。
アーチー・グレイ(トッテナム・ホットスパー)
欧州のトップクラブがリーズ・ユナイテッドの練習場に列を作り、18歳の逸材MFアーチー・グレイ獲得を目指していた中で、トッテナム・ホットスパーが2024年夏に手中に収めた。
しかし、グレイはUEFAヨーロッパリーグ(EL)ではレギュラーとして毎試合フル出場を果たしているが、プレミアリーグでは信頼を得られず、アンジェ・ポステコグルー監督の必要に応じて穴埋め役として起用されることが多いのが現状だ。
まだ若く過度の負担を懸念する声もあるが、彼の能力を考えると、トッテナムが今2024/25シーズンの苦戦を打開するには、安定したポジションを与え、継続して試合に出場させることがチームの利益につながるのではないだろうか。