別の方法でいく。豆アジ専用のリグにかえると、一発回答。ファーストフィッシュは25cm、むろん合格サイズだ。が、ここから先、どこまで先を伸ばせるだろうか?マヅメの低活性…少し嫌な予感がする。

1時間でアジ7尾キャッチ

アタリはちょこちょこ出る、ガッツリかかったバイトは取り込める。しかし、この日はどうもアジのレンジが定まらない日だった。サビキ師のエサに大半がついていて、そのオキアミがあっちこっちに散ってしまっているせいか、アジも方々を見て落ち着かない状況なのだろう。ところが、どうもサビキ師たちもあまり釣れているふうでなく、たまに釣れると周りから「おおーっ」と歓声が上がるほどだった。

そんな中、私は地味にアジングで数を伸ばしていく。

夕マヅメの堤防アジング釣行で25cm頭にマアジ7尾をキャッチ【大阪南港フェリータミナル】こそこそアジング7尾達成(提供:TSURINEWSライター井上海生)

最後のヒットが17時40分。ここからおよそ1時間、日没後、プランクトンパターンになるアジを探したが、一切アタリが出なくなった。外側・内側、どこを釣ってもダメ。足元でメバルも出ない。周りの釣り人も静かになった。どうも今日のアジはマヅメだけ回ってきて、とっとと失せてしまったらしい。

この日は月曜日。ド平日。週のはじまり。寒い中、深追いは無意味だ。誰よりも早く納竿して去った。

万全の潮回りで今年を終えられるか

先週の大潮回りと比べて、倍以上の釣果の開きが出た。バラシはなかったのでヘタなことはやっていないだろうし、特に自分の判断で機を逸した感じもない。単純に潮回りのせいだろう。海水温はこの日からぐんぐん下がり始めている。2024年、最後の新月大潮回りが、12月末にくる。そこが釣り納めか。

夕マヅメの堤防アジング釣行で25cm頭にマアジ7尾をキャッチ【大阪南港フェリータミナル】わずか1ヶ月弱のアジ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

通年アジを追いかけて、満足に釣れた期間といえば、この2週間足らずだ。なんとも報われないことでもあるが、それが自分の選んだ釣りなので受け止めるしかない。しかしもうひとつの釣り物がまだ残っている。メバルの適水温14℃の海になれば、ホームの南港にて、本気のメバリングで締めくくりたい。