黒茶屋の歴史・由来
もともとこの民家は、檜原村にあった庄屋さんの建物です。
養蚕農家でもあったため、天井が高くしっかりしています。
約300年前に建てられたようですが、あきる野市に移築してから約120年。増築を重ね現在の姿になっています。
もともと白い無垢材の建物でしたが、年月を経て木材が黒くなり「黒茶屋」と呼ばれるようになったのだとか。
高級料亭のようなしつらえと構えですが、提供されるのは、懐石料理ではなく山里料理と呼ばれます。
今のように交通事情が整っていない昔は、この土地までやって来るのには大変な苦労を伴ったようです。
訪問者をその土地の旬の野菜など素朴な料理でもてなすという気持ちから「山里料理」と名乗っているそうです。
今回いただいたメニュー
メインを鶏の朴葉焼とするあやめコースをいただきました(7,700円)。

(画像=『たびこふれ』より 引用)
籠を開けると・・・

(画像=『たびこふれ』より 引用)
前菜盛り合わせ

(画像=『たびこふれ』より 引用)
勾玉豆腐(ねっとりチーズのよう)出汁餡が美味しかったです。

(画像=『たびこふれ』より 引用)
この時期がまさに旬のキノコ汁。

(画像=『たびこふれ』より 引用)
鱒の山かけ。付け合わせのみょうがの味がぴりっと利いて新鮮さが伝わります。

(画像=『たびこふれ』より 引用)
天ぷら盛り合わせ(舞茸、牡蠣)

(画像=<山女魚唐揚げの餡掛け>、『たびこふれ』より 引用)
頭から尾まですべて食べられます。バリサクの食感とやや甘めの餡がベストマッチング。

(画像=<鶏肉の朴葉焼き>、『たびこふれ』より 引用)

(画像=『たびこふれ』より 引用)
味噌が濃厚でさっぱりした鶏にコクを加えます。

(画像=<山くらげ酢ごま和え>、『たびこふれ』より 引用)
山くらげがシャキシャキ食感で美味しかったです。

(画像=<栗ご飯と味噌汁>、『たびこふれ』より 引用)
香の物に入っている「黒じゃこ山椒」がごはんにばっちり合いました。

(画像=『たびこふれ』より 引用)
ごはんの器が温められていて細かな気遣いを感じました。また茶碗の底に穴が開いていました。この穴のおかげで湿気が抜けてお米がベチャッとならないのだと思います。

(画像=<デザート>、『たびこふれ』より 引用)

(画像=<おやき>、『たびこふれ』より 引用)
中身はあっさりめのあんこ。最後を〆るのにぴったりの役者登場でした。