地方に行く特急電車に乗っていると時折、田畑の向こうからきらりと光るものが見え、何かなと思えば太陽光パネルだったりすることはありませんか?あれが今の3.6倍にもなると思うとぞっとするのです。風車に至っては9.1倍と出ています。風光明媚な海の向こうには風力発電設備があったなどというのはどうなのでしょうか?
東京都心近くの防波堤釣りのメッカでも知られる若洲公園に巨大な風車が建っていたのはご存じでしょうか?初めて行った時、違和感満載だったのですが、近年行ったときは廻っていなかったような記憶がありました。実際、故障ばかりで寿命になり現在、撤去をしています。これを作ったのは2004年。つまり20年しか持たなかったのです。今後、無数の風力発電の施設が海や山に設置されそれが仮に20年ごとに作り替えるとなればそれが正しい政策なのかなぁ、という単純な疑問はあります。
東京都は25年4月から新築の2000㎡以下の新築住宅に太陽光パネル設置を義務付けます。果たしてこれが正しいのか私は疑問視しています。そもそも戸建て住宅が対象ですが、一般持ち家住宅の建築戸数に限れば年間でだいたい13000戸の供給でこの10年では4割近く減少しているのです。小池氏の政策に支持する声があるのは知っていますが、どれだけの効果があるのかは別問題だと思うのです。それと東京のようにマンションと混在している場合、太陽光パネルがまぶしいという問題もありそうです。
ご承知の通り東京五輪の際に小池氏は電柱の地中埋設を進めました。私のところの電柱もなくなり景観がスッキリしました。あれは何のためといえば災害時のリスクもありますが、景観が最大の理由だったと記憶しています。ならば東京都のみならず、日本政府は景観をどのように考えているのか、そのあたりの整合性は聞いてみたいと思うのです。美しいニッポンをキャッチフレーズに訪日外国人を増やすことを考えるならこの点をどう配慮するのか検討が必要ではないでしょうか?