ボール奪取力やボールホルダーへの厳しいチェックが持ち味で、相手のチャンスの芽を摘む能力に長けている。攻撃面でも第16節湘南ベルマーレ戦では、距離のある位置からシュートへもっていき逆転ゴールをマークするなど守備時と変わらない積極的な姿勢を見せた。シーズンが進むにつれて確実にチームの中核となっていったゴメス。来季も中盤を構成する重要な戦力の1人として手放せない選手5位とした。
4位:マテウス・ペイショット
FWジャーメイン良がチームを去ることとなった今、来季に向けて一層大きな期待を背負う選手の1人がFWマテウス・ペイショットだ。今季より磐田に加わると、開幕戦に途中出場でデビュー。以降は途中出場も多いながら36試合とほぼ全試合で出場機会を与えられ、チーム2位の7ゴールをマークするなど攻撃面で大きく貢献している。
190cmの長身を活かした空中戦の強さが売り。セットプレーの場面などでゴール前のターゲットとして存在感を発揮し、高いヘディングの技術で得点へとつなげられる。エース退団の影響はもちろんあるだろうが、得点源としてペイショットの能力は十分期待できるもの。来季のJ2で得点王争いを演じてほしい選手の1人として手放せない選手4位とした。
3位:ジョルディ・クルークス
今夏セレッソ大阪より新たに磐田へ加わったMFジョルディ・クルークス。第26節の鹿島アントラーズ戦では途中出場からゲームを振り出しに戻すゴールをアシストするなど、チームを残留に導くことはできなかったものの14試合に出場し1ゴール1アシストを挙げている。
サイドのドリブル突破からの鋭い切り返しで相手守備陣を翻弄し、質の高いクロスで決定機を作り出す。局面を打開する能力の高さはチーム内でも抜きんでたものがあり、1人でもチャンスを作り出すことが可能だ。FWジャーメインの移籍にMF山田大記の引退と、得点力やチャンスメイクにおいては新たな軸が必要となることも含め、攻撃のキーマンとしてクルークスを手放せない選手3位とした。