「触らぬ神に祟りなし」の類義語

「触らぬ神に祟りなし」とはどんな意味?その類義語や対義語とは
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは「触らぬ神に祟りなし」の類義語を紹介します。

君子危うきに近寄らず

「君子危うきに近寄らず」は、徳のある優れた人物であれば自ら危険な場所に近づいたり身が危険になるような物事と関わったりしないことの例えです。

賢い人ほど危険な物事に近づかないことを例えたことわざとなります。

その点が「触らぬ神に祟りなし」と似ているのではないでしょうか。

ただし「君子危うきに近寄らず」は苦手なことを避ける口実として使用する場合もあるため、やや性質の異なる言葉として覚えておきましょう。

当たらぬ蜂には刺されぬ

「当たらぬ蜂には刺されぬ」は、自分からあえて災難を呼ぶようなことをしなければ諸事安泰に過ごせることの例えです。

自ら蜂に手を出したら、刺されてしまっても仕方ありません。
しかし、そもそも鉢に近づかなければ刺されることもありません。

転じて、余計なことをしなければ災難に遭わないということを意味するようになったとされています。

その点が「触らぬ神に祟りなし」に通ずるのではないでしょうか。

七日通る漆も手に取らねばかぶれぬ

「七日通る漆も手に取らねばかぶれぬ」は、面倒なことに関わりを持たなければ害を受けないことの例えです。

漆の木の傍をいつも通っていたとしても、手に触れなければかぶれて皮膚が赤くなったりかゆくなったりすることはないことを意味します。

その点が「触らぬ神に祟りなし」と重なるのではないでしょうか。