■「死ぬまでその方々に敬意を」
大学時代は2回の解剖の実習があり、医者になってからも解剖して学ぶ機会があったといい「医者になって解剖の重要性を改めて気づく」と、その必要性を語ります。
また献体(自分の身体を死後に医学・歯学の大学で行われる解剖学実習に無償で提供)について「献体してくださった方はすごい大きな決断をした方。僕は死ぬまでその方々に敬意を表しないといけない」「だから、献体に関して不謹慎なことをするということは絶対に許されないことなんです」と意見を述べました。
また、幹弥さんは高校3年生のときを回顧。医学部を目指す生徒が多かった高校だったため、担任が「医者になるための倫理」などを教えてくれたそう。このときに<医学部の解剖実習で、医学生が切り取った耳を壁に当て『壁に耳あり』とふざけ、退学処分になった>という話を聞いたという幹弥さん。