【ステップ1】あくまでチャットの確認とレスを分ける

チャットを確認しないと不安なら、それはそれでかまわない。ただし至急の要件以外はその場でレスをしないこと。チェックだけして、元の作業に戻ろう。そうすることで割りこみタスクに費やす時間を最小限に抑えることができる。実際に試してみれば、これだけでも大きな効果がある。このことを実感できるはずだ。

【ステップ2】チャットの通知をオフにして、1時間に1回チェックする

どうしても怖いなら30分毎でもよい。ここでのポイントは「チャットは常にチェックしてなくても大丈夫」という経験を積み重ねていくことだ。まずは30分からはじめて、しばらく続けてみて問題なさそうなら1時間間隔にしてみる。

このように、少しずつチャットと距離を取ることを心がけていこう。こうした体験を積み重ねていけば、遠くない未来に私と同じ感覚でチャットに接することができるようになるはずだ。

滝川 徹(タスク管理の専門家) 1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に自身が所属する組織の残業を削減した取り組みが全国で表彰される。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。その体験を出版した『気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。』(金風舎)はAmazon1位2部門を獲得。2018年に順天堂大学で講演を行うなど、現在は講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動している。

■「今、ちょっといい?」仕事 の中断を激減させる小さな習慣 (滝川徹  時短コンサルタント) ■「今日受けた仕事は原則、明日以降に取り組む」だけで仕事が回りはじめる理由 (滝川徹  時短コンサルタント) ■仕事の先送りをやめたいなら、先に仕事の順番を決めてしまえばいい。(滝川徹  時短コンサルタント) ■やるべき仕事をやるには1日を2時間単位で区切ろう(滝川徹  時短コンサルタント) ■あなたの仕事が終わらないのは「見えない時間」を考慮に入れていないから滝川徹  時短コンサルタント)

編集部より:この記事は「シェアーズカフェ・オンライン」2024年4月25日のエントリーより転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はシェアーズカフェ・オンラインをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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