やってきたチャンスをつかめるか?

人生をひっくり返すような大きなチャンスは、誰にも等しくやってくる。自分自身も片手で数えるほどしかないが、大きなチャンスがいくつかあった。それを逃したら今の自分はなく、正直運も関係すると思う。

難しいのはその見極めと握力である。エジソンも言っている通り、チャンスはチャンスの姿をしていない。むしろ、チャンスとは逆に見える姿でやってくることがほとんど。だから多くの人は見過ごしてしまう。だがチャンスを見極めることができた人は、20代までパッとしなかったとしても中高年から伸びる可能性はある。

そしてチャンスを手放さず、握り続ける握力も重要だ。チャンスを使って人生を変えるには大きな負荷がかかる。不確定性も精神的に辛い事が多い。たとえばビジネスでもせっかく先見の明があって先駆者としてエントリーできたのに、継続して挑戦し続ける胆力がなく早々に撤退。後発にゴボウ抜きされていくのを、退場したリングの外から指を加えて見ているだけという話もある。こうしたチャンスを見極め、握り続ける握力に年齢は関係ない。その人個人の胆力と眼力次第なのだ。

「20代でついた差は埋められないよ」こうした他人から言われた言葉に素直に聞き入れて自信をなくし、挑戦をあっさり諦めてしまうような人は年齢に関係なく成功は難しい。早咲き、遅咲きに関わらず成功する人は良くも悪くも絶対に人に流されないからだ。結局、必要なのは成功への執念、食らいついて絶対に離さない力なのだ。

 

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