ですから過去にもこんなことがありました。
民主党 「自民党は5万円以上からじゃないと領収書提示しなくていい現行法のままのつもりだ!つまりそれ以下ならいくらでも不正ができるようにし続けたいんだ!自民は悪い事をするつもりだ!1円からすべての領収書義務化しろ!」
自民党 「1円からってことになると事務作業めちゃくちゃ大変になるんだけど?」
民主党 「みなさんどうですか!?これが自民党ですよ!悪い事をするためにこういう言い訳ばかり言うんです!」
自民党 「そうですか、それじゃ1円から全て領収書必須にしましょう」
民主党 「え!?…あの、ちょっと、今まで通りにできませんかね?」
自民党 「は?やれって言ったのお前らだろ?」
民主党 「…あのー、それじゃせめて収支報告書に添付するのは1万円以上にしていただけませんでしょうか?」
嘘のようなほんとの話。
こうして福田康夫内閣の時に政治資金規正法改正案が提出され、平成19年(2007年)の12月20日に可決成立しました。
この件について高市早苗大臣は自身のHPにこういうコラムを書いています。
『1円からの領収書保管』(2008/1/24 高市早苗公式HPより)
臨時国会で成立した「改正政治資金規正法」は、早速、今年の1月1日からの施行になりました。順次、国の方で新制度に向けた準備が始まりました。
来年からは、国会議員や立候補予定者が代表者を務める政党支部や政治資金管理団体等は、1円以上の支出について、領収書等を保管することとなります。
このような法改正がされる前から、私の事務所も含めて大抵の国会議員の事務所では、数円単位の支出であっても、レシート等に基づいて全て帳簿に記録し、保管していたはずです。
つまり、年度末に政治資金の収支報告書を提出しますが、収支報告書は1円単位まで数字が合っていなければなりませんから、乾電池を1個購入しても支出は1円単位で記入されています。
事務作業の手間として大きく変わったのは、届出に添付する「領収書」の金額が5万円以上で良かったのが、1万円超に変更されたことです。
事務担当秘書にとっては、多数の領収書添付作業にかかる時間が増えたことと、1万円超で5万円未満の支出についても「レシート」では通用しなくなったことが大変であるようです。
事務用品を購入に行って、うっかり1万200円などという合計金額になろうものなら、長蛇の列ができている支払いカウンターで、「宛名に自由民主党奈良県第二選挙区支部と書いて領収書を作って下さい。あっ、第二の数字は算用数字の2では駄目です。漢数字で・・」などと言いながら、後ろに並んだお客さんに睨みつけられるのが苦痛なのだそうです。
加えて、今までは、300円程の有料道路通行料や、秘書が出先で100円程の文房具を買って立替払いをしてくれた場合に、清算するためにレシートを持ち帰ってもらい、帳簿に正確に記入するためにその年度用のノートに貼っていたのですが、これを3年間保管して、公開請求があったら公開しなければならなくなったことです。
数十円単位のレシートもあり相当な分量になりますから、狭い事務所の中で保管スペースも確保しなければなりませんし、他党の関係者がマニアックに毎日のように細かい情報公開を請求してきたら、秘書たちは対応にかかりっきりになります。
法律には「公序良俗に反する公開請求」には制限をかける旨が記載されましたが、実際の運用面でどうなることやら、一抹の不安が残ります。
~中略~
ただ、納税者の視点で考えてみた場合、切なくなるのは、届出に添付された膨大な領収書をチェックするために、総務省の国家公務員を100名増員することとなったことです。
~以下省略~
事務処理コストが思い切りかかるようになったわけですが、その後も結局は裏金工作がバンバンやられてるんですよね。
立憲民主党のように民主党時代から、小沢イズムが浸透して
「有権者を騙して票に繋げればそれでいい」 「自民の邪魔が出来れば尚良い」
これしか考えてないのです。
しかも2009年にそれで政権を取れてしまったのを自分達の実力で政権を取った物と思い込んでいるので、この強烈な思い込みによる成功体験から、審議拒否、審議妨害、難癖、揚げ足取り、これだけが立憲民主党の基本的国会戦略になってしまいました。
なので今の彼らはそういうことしかやらなくなったのではなく「できなくなった」のです。
騙されてはいけません。
編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2024年5月10日のエントリーより転載させていただきました。
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