人生には3つの坂があるといわれます。「上り坂」「下り坂」そして「まさか」です。それぞれの坂にどう対応していくかを平時から考えておくべきです。

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上り坂では調子に乗ったり、慢心しないことです。また、急に尊大な態度を取る人も出てきますが、それをきっかけに転げ落ちるリスクがあることを忘れてはいけません。

成功すればするほど「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉の通り、奢り高ぶることなく今まで通り平常心で生きることが大切です。

成功の原因は自分自身の努力や運だけではなく、周囲の人達からのサポートあってのものです。尊大な態度でリスペクトされなくなれば、人心は離れていきます。

一方の下り坂になったら、悲観しすぎないようにすべきです。

永遠に続く下り坂はありません。「夜明け前が一番暗い」という言葉もあるように、どこかで下り坂が終わり、展開が変わっていくはずです。ピンチは成長のチャンスと考えることで、腐ることなく地道な努力を淡々と続けることで再浮上のきっかけがやってきます。

3つ目の「まさか」といえば、今回の大谷翔平選手に起こったトラブルが典型的です。

想定外の事態を避けるには普段からの準備が必要です。リスク管理の重要性です。万一の事態を想定して、それに対応できる方法を専門家に相談しながらきちんと用意しておく。