ステマが規制された理由
昨今、問題視されているのがamazonの商品レビューです。 企業が、芸能人やインフルエンサーに対価を支払って消費者に広告であると気づかれないように宣伝することを指します。
しかし、問題なのはライバル企業やライバル商品を悪意のある書き込みにより信頼を失墜させる行為でしょう。amazonは購入者でなくてもレビューを書き込むことができます。悪意をもったユーザーが匿名でマイナス評価を書き込むわけです。
私のケースでは、同じような誹謗中傷、マイナス評価を延々と書き込む人がいました。書籍を購入している人ならともかく、未購入の人にとやかく言われる筋合いはありません。
ところがamazonはレビューの削除要請をしても基本は無視します。以前、書籍のレビューと関係ない内容で粘着してきた人がいたので通報しました。すると、米国amazonのアドレスを教えられて、直接交渉するように促されたことがあります。
結果的に、本来、参考になるべきユーザーの感想が、歪んだ形で発信され、一般ユーザーにとって、どれが本当の感想なのか分からなくなる恐れがあります。正しい検討や購入ができなくなるリスクがありますので注意が必要です。
本書では、EC業界の歴史や現状、トレンドや課題、そして将来の見通しについて詳しく説明しています。EC業界に関心のある方や、運営したいと考えている方におすすめの一冊です。
尾藤 克之(コラムニスト・著述家)
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提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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