テレビより雑誌がいい

だがテレビを完全に断ち切ると情報が完全に遮断されてしまうのでは?という人もいるだろう。ネットニュースも悲劇的なものが多い。ではどうすればいいか?個人的には雑誌をおすすめしたい。ネットがあるのに今どき雑誌?と思われるかもしれないが、雑誌にはたくさんのメリットがある。トレンド情報や、新商品やビジネスを知るきっかけとしてはネットより自分は雑誌が読みやすいと感じる。

たとえば筆者が愛読しているのが日経トレンディである。プロの記者が実際に現場に走り回ってリアルな写真と意見、体験談を添えたトレンドを楽しめる。雑誌なので不快な広告、悲劇的なニュースはない。純粋に自分が知りたいビジネストレンドや奇抜なアイデアを取り入れたアイテム、地方の知られざる店やビジネスを知れるので楽しい。興味を引かれたものは自分で買って試したり、出かけて体験するという行動に繋がっている。

また国際政治経済なら、エコノミストやニューズウィークはなかなか読み応えがある。もちろん、すべてを鵜呑みにするのではなく「本当だろうか?」と疑問を感じたり、ファクトチェックにSNSの専門家の意見を活用するのも良い。あえて反対意見を検索することで、多面的に思考する訓練にもなる。雑誌は写真とテキストで構成されており、動画による映像とは異なりすべてを無批判に受け入れるリスクも小さく冷静に読める。

NHK番組など事実を元に客観的、冷静に報道する作り込まれた一部の有料番組は別だが、多くのテレビのニュースは正直、毒にしかならないと思っている。入れてもデメリットにしかならない情報なら意識的に遮断しよう。代わりに気持ちが前向きになる情報や、世の中の動向だけを特集した雑誌を読む方がよほどいいだろう。

 

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