来年から始まる新しいNISAに関する報道が増えています。それと共に、NISAの活用法を教えるセミナーも増えているようです。
しかし、ここで間違えてはいけないのは、NISAというのはあくまで税制上の優遇制度であって、投資方法については今までの資産運用と何ら変える必要がないということです。
NISAのセミナーだからといって、「誰でも1億円作れる」といった夢のような投資手法を紹介する怪しいセミナーに騙されてはいけません。
金融資産の運用の基本は、インデックスファンドによる長期分散投資です。
具体的には、ネット証券に口座開設して低コストのインデックスファンドを選択して、毎月の定額積み立てで資産を構築していく。極めてシンプルな方法です。
新しいNISAにおいても、この方法を淡々と続けるだけで良いのです。来年からの新NISAを使えば、最大毎月30万円のインデックスファンドの積立が可能です。
また、NISAはやらないよりもやったほうが良いですが、それだけでは十分な資産形成ができない。これが「不都合な真実」です。もちろん投資ですから、投資した金額が目減りする可能性もゼロではありません。
だから、金融資産で資産を増やすだけではなく、キャッシュフローと呼ばれる定期的な収入源(インカムゲイン)を作ることが必須です。