その一方で、若い頃から比較的不摂生でジャンクフードと炭酸飲料が大好きなのに、80半ばを超えてかくしゃくとした老人もいる。この差は一体なんだろうか?
結局、本人の生命力次第自分自身、かなり健康意識は高い方だと思っている。毎日運動をし、タバコも酒もせず、就寝前の食事を控え、毎日スマートメーターで健康状態をチェックして改善を繰り返している。だが、あくまでほどほどだ。
旅行先の朝食では加工肉も食べることもあるし、量とタイミングは考えるがデザートも好きだ。タバコや深酒など極端な毒はさておき、結局、その人が健康かどうかは最後は生まれ持った生命力でかなりの程度決まるだろうと考えている。
健康や寿命は遺伝的要素より、後天的な生活環境の影響が大きいと主張する研究者は存在する。理屈の上ではそれは間違いなく正しいし、件の通り自分も明確かつインパクトの大きい毒は避けている。だが、些末な毒からも逃げ続け、QOLを著しく下げてまで摂生を続けた結果、とうとう末期がんになってしまう人はいるし散々、楽しみを先送りにし続けた本人がこの末路ではとうてい納得がいかないだろう。
個々人の生命力がかなりのウェイトを占めるという仮説が正しいなら、過剰な摂生は本当に正しいのか?この疑問が生まれる。
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不摂生が毒なら、極端な摂生もまたメンタルにとっての毒だと思うのである。人生は一度きり、食事は多くの人にとって人生の質を左右する大きすぎるファクターであるため、摂生のために嗜好品を我慢しすぎるのは個人的にもったいないと思うのである。
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