メリット2:チャンスをつかめる

あれもこれもと多くのタスクを抱えていると、目の前に来たチャンスに向き合うだけの心の余裕を持つことが難しくなる。

自分がサラリーマンをやっていた時はとにかく起業を軌道に乗せることと、出社して仕事でパフォーマンスを出すことにエネルギーのすべてを使っていたので「余剰資金を投資にまわして~」などはほとんど考える余裕はなかった。

会社の確定拠出年金運用について、自社に営業担当がきて説明をしてくれてもじっくり考える気持ちの余裕がなく、「とりあえず損をしなければいいや」と全額日本円貯金を選び続けていた。

現在は身軽になったことで、ChatGPTが流行ったら即日で手を出してあれこれいじりまわして今では仕事でなくてはならないくらい活用している。もしも自分が身軽でなければ「忙しいからまたその内」と先送りしていた可能性はある。

メリット3:余裕が持てる

身軽で暇になると人に優しくなれると思っている。その逆に忙しくて終始、時計を気にする生活だとどうしても精神的に余裕がなくなってしまいがちだ。

サラリーマンの頃は本業、起業活動、育児で24時間常に忙しくやるべきことに追われていたので、電車の遅延が5分出ただけでも内心イライラしてしまった瞬間はあった。(ああ、この5分の遅れで次の乗り換えに間に合わなくなってしまった…)みたいにイチイチ落ち込んでしまっていた。とにかく時間に余裕がなく、イライラしてしまうことが多かったように思う。

今も忙しくはあるものの、「重要だが期日が仕事」ばかりなので、突発的なトラブルなどでやりたいことができなくなってしまっても「まあまた明日やればいいや」と許せるようになり、イライラすることは減って気持ちの余裕が生まれた。対人関係では中高年以降、不機嫌になる人は多くなる印象だが自分は身軽になったことで逆に許す力を得ることができたと思う。

物理的な意味合いの身軽さもある。筆者は旅行には手ぶらでいく。着替えやパソコンなど、かさばる荷物は郵送するからだ。重い荷物を引きずって観光地をまわると体力の消耗が激しく、疲れて楽しめなくなるし忘れ物や落とし物リスクも増える。しかし、手ぶらなら疲れないからたくさん観光を楽しめるのだ。重荷を捨てて身軽になることはメリットづくしなのである。

 

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