以上のことから、こうした状況下で無理やり捻り出した願望など楽しげな妄想で終わるのは明白。まずはタイミングをずらすことを強く推奨したい。
2つ目は予定として先に入れてしまう。筆者はアイデアを閃いたら、必ずその場でGoogleカレンダーに予定として入れている。
たとえば筋トレをしていて自分では伸び悩みを感じてあれこれ探していたタイミングで「そうだ、筋トレの技術を学ぶためにパーソナルジムに通うのがいいのでは?」と思った瞬間に体験レッスンを予約した。
ここで大事なのは「後でじっくり考えよう」を選ばないこと。そうなればそのネタは確実に実行されないまま、数年間温められてしまう。閃いた瞬間にその場で必ず予定を入れ、なんなら先方に予約までして強制的に行動する。相手と約束していたり、金銭の支払いを伴えばどれだけものぐさでも行動できる。
3つ目はやらない理由を先に潰す。多くの人は行動する以上に継続が苦手だ。その理由は「いい面」だけ見て勢いで始めるからである。だからいざ始めた後に「これはコスパが悪いのでは?」「あっちのサービスの方がいいのでは?」と浮気を始めて、「このまま続けるのは時間のムダ」とやめる理由を作り出して放り出す。それ故にやる前にやらない理由を明確にし、先に潰してしまうのだ。
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新年の抱負は娯楽である。頭であれこれ妄想し、ネットで調べている間は生産的な時間を過ごしている気になりとても楽しい。「この妄想の時間はあくまでエンタメだ」と割り切るなら止めはしないが、「今年で人生を変える!」みたいに意気込むなら、時期をズラすことを推奨する。
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