井上食品(バッタ練り製法で作るこんにゃく)
「こんにゃくなんて珍しくない」そう思っていませんでしたか?私はそう思っていました。
こんにゃくはこんにゃく芋から作られます。しかし現在スーパーで売られているこんにゃくのほとんどが、こんにゃく芋を製粉した粉を固めて作られているのです。
この井上食品の特徴は生のこんにゃく芋からこんにゃくを作っています。
手間とコストがかかるので、現在やっている会社はとても少ないです。
さらに井上食品は「バッタ練り製法」という昔ながらの作り方でこんにゃくを作り続けています。
見学に来た同業者が「やはりこんにゃくはこれで作った方がうまい。うちもこの作り方に変えよう」というそうですが、実際にやってみると「無理だ、とてもうちの会社ではバッタ練り製法はできない」
そう言われるほど手間がかかる方法です。
でも、このバッタ練りで作ったこんにゃくは粉から作ったこんにゃくとは似て非なるものでした。
<井上食品の工場内部>
<煮こんにゃく>
私が生まれて食べたこんにゃくの中で断トツ一番の美味しさでした。
舌ざわりと味のしみ込み方が違うのです。
くわしくはこちらの記事をご覧ください。
>>【井上食品】こんにゃく嫌いの子供が「おいしい!」と言った昔ながらの製法で作るこんにゃくの味
さいごに
いかがだったでしょうか。檜原村と聞いても山の中の田舎としかイメージがありませんでした。
確かに面積の約90%が森林ですから自然に溢れたところなのですが、そこには素敵なカフェ、歴史と趣溢れた宿、昔ながらの作り方を愚直に受け継いでホンモノのこんにゃくを作り続けている人など心打たれる人たちがいました。
意外に都心から遠くないので、日帰りでも訪れることができます。
週末のおでかけプランチョイスのひとつに加えてみてはいかがでしょうか?
文・写真・シンジーノ/提供元・たびこふれ
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