陰謀論と地球外起源説
1973年、スコットランドの作家ダンカン・ルナンは受信された信号の解読を試み、これらが地球外起源であると主張した。彼は信号がうしかい座イプシロン星系から送られたものであり、宇宙人が私たちに核戦争について警告していると解釈した。
2017年には英メディアMail Onlineが、秘密のイルミナティ戦争計画のエリート兵士が12000年間地球を周回していたエイリアンの衛星を撃墜したとする衝撃的な記事を発表。動画がウィキリークスにアップロードされ、YouTubeチャンネル「SecureTeam10」がこの物体をブラックナイト衛星だと主張して話題となった。
真相への様々な見解 1960年、タイム誌はブラックナイト衛星をソ連のスパイ衛星だと報じた。その後1963年には、米軍のテストミサイルが宇宙で撮影され、一部の人々はこれをブラックナイト衛星の存在証拠と見なした。
科学界では、1984年の宇宙遊泳中に紛失された熱ブランケットである可能性が最も有力視されている。一方で陰謀論者たちは、この物体が地球外知的生命による監視衛星であり、政府がパニックを防ぐためにその事実を隠蔽していると主張している。
現時点で、ブラックナイト衛星の正体を決定的に証明できる証拠は存在しない。NASAや多くの科学者が主張する「宇宙ゴミ説」が最も説得力を持つ一方で、依然として様々な説が飛び交っている。この謎めいた物体の真相は、将来の宇宙技術の発展とともに明らかになるのかもしれない。どちらにしろ、私たちの頭上を周回するこの謎の物体は、人類の宇宙への好奇心と想像力を刺激し続けているのだ。
文=青山蒼
提供元・TOCANA
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