実務的な語学力で稼げる人を育成する

前回のブログにも書いたが、日本一時給が高いニセコでも、海外からの顧客に対応できる能力(語学と接客力)がなければ時給は日本の平均と変わらない。これはつまり

景気が良くなっても能力ややる気が低ければ給料はさほど変わらない

ということだ。いくらインバウンドがたくさんきても「英語が無理」「接客が無理」とか「デスクワークがいい」とか言っていると貧乏なまま。勉強が苦手ならインバウンド向けのホテルや店舗を多く手がける工務店に入るほうがまだ金を稼げる。

で、小樽やニセコを見て回って感じだと、間違いなく英語、中国語を話す人がいる店は客がたくさん来ているし、多国語メニューがないとそもそもその景気に取り残されているという現実がある。しかし現業職の人たちは英語や中国語などどうやって学んで良いのかわからない。お手上げって感じで諦めているか、高い給与で外国人を雇う選択をしているようだ。それならば

自治体や商工会議所主体で外国人を接客できる人材育成をする

というのが一番目のビジネスとして浮上してくる。検索すると店舗での接客を教えるオンライン英会話がいくつかある。こういうところと提携して、「とりあえず店舗で英語で電話予約が取れてメニュー説明ができてオーダーが取れる」だけの人材を促成栽培する。商工会はそこで一定の成績を収めた人材を加盟企業に紹介すれば良い。小樽市や小樽の商工会議所見てもそんなサービスが全くないの。

オンライン外国語をやってる会社はインバウンドが期待できる市長とか町長に直接営業すればいいのに、なにやってんのかなと思うわけです。

多国語でのメニュー作成と予約代行

私がご飯食べてるときも、英語しかできないたぶん香港からの人がやってきて「自分は電話で予約したのですが予約が入っていないんですか」と途方に暮れていた。聞けば近くの別の店。その店のご主人も女将さんも「リザベーションオンリー」を繰り返すだけで割とけんもほろろだった。外国人はホテルのフロントから電話予約をしてもらうケースも多いらしいが、フロントは夕方になるとインバウンドのチェックイン客でてんやわんやのドタバタである。コンシェルジェがいるレベルでないと予約とか頼める雰囲気じゃなかったので自分で食べログで調べて電話したらしい。

インバウンドの需要が大きい自治体の予約代行というかコンシェルジェサービスを一手に引き受ければかなりのチャリンチャリンモデルになると思うのだが、どこにもないようでありました。

インパウンドは何を求めて来るのかのメニュー開発

これもつよく感じたのだが、インバウンドは北海道(もちろん他の地域でも)に何を求めて来るのか。

おそらく北海道ならではの海産物だと思うんですよ。なのにその専門店がない。もちろん函館や豊洲に行けばあると思うのだが、あんなにでかくなくていい。個人でやるようなスタートアップでも、もっとできることはあるんじゃないかと強く思った。 ニセコではオージー女子の500円玉くらいのミニドーナツ12個で1000円の屋台で飛ぶように売れていた。普通にスーパーなら350円くらいでしょう。これは台湾の屋台で見かけた巨大なたこ焼き(?)だが、こんな感じの鉄板を鉄工所に頼んで作ってもらって

北海道ミズダコ ホタテ 鮭 アマエビ 鹿肉

どでかの北海道海鮮焼き!ひとつ1000円 絶対売れるよ!!!

フランチャイズにするべし!日本各地でそこの名産入れればいいじゃん。

Twitterにポストしたらわたしの元塾生の稚内の相沢食料百貨店さんが速攻で食いついて鉄工所に行ってきます!!っていってたから、気になる人は相談してください。

北海道ならこういうマイカ(スルメイカ)の丸揚げもうけると思うよ。以下は安いときに買って冷凍できるし。

今ある料理じゃなくて、インバウンドに向けたメニューを開発して多国語対応すればいいだけなんです。インバウンドの人たちはなにを楽しみにくるのか。すでに大繁盛して儲かってるお店は良いけど、いまは飲食店は厳しいときです。インバウンドに降りきってTripAdviserとInstagramで名所を創ることはそれほど難しくないと思うんですよ。

ほかにもアイデアはたくさん浮かんだけど書き切れない。YouTubeで喋りまくろうかなと思います。