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クレジットカードの「クレジットヒストリー」という個人の信用履歴をご存じでしょうか。

カード会社はこの情報を数値化して管理しています。クレジットスコアが高ければ信用度が上がり、ローン審査が有利になるだけでなく、金利の優遇も存在します。

クレジットヒストリー(クレヒス)とは?

マイナンバーカードも普及率が70%を超しましたが、米国でははるか昔から、「ソーシャルセキュリティーナンバー」(社会保障番号)が付与されています。クレジットヒストリー(信用履歴)はひも付けて管理されています。

主にクレジットカードやローンの審査、賃貸物件の審査、入社時のバックグラウンドチェックにも利用されます。アメリカのクレジットヒストリーにはあらゆる情報が含まれています。保有しているクレジットカード名(上限額、利用額、履歴、保有期間)、車のローンや住宅ローンの借入額(返済額、ローン期間)、公共料金や家賃の支払い履歴など多岐にわたります。

参考までに、米国ではクレジットスコアが良好と判断されると、車のローンを組んだときに優遇措置が得られます。知人は車を購入する際に、金利0%という驚きの条件を獲得しています。クレジットヒストリーが良好だと経済的メリットを得ることもできるわけです。

筆者は定期的に、クレジットヒストリーを取り寄せてチェックしています。情報が間違っている場合は信用情報機関に訂正を求めなければいけません。クレジットスコアは、クレジットヒストリーのあらゆる要素を考慮して、信用度を数値化したものです。